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サンドスタチン登場

2箇所の手術を終え、無事一ヶ月ちょっとで退院となりその後は、二ヶ月に一回ほどのペースで脳外科の外来での受診。まぁほとんど喋るだけですね(^^)

内分泌の外来受診を毎月通うことになりました。

成長ホルモンの値の管理と言ったところでしょうか、術後はほとんどこちらの内分泌の先生にお世話になることになりました。

二ヶ月に一回ぐらいのペースで採血をして成長ホルモンの値を見ましたが、20前後のあたりでウロウロ、ただ成長ホルモンは1日平均して出ているわけではないらしく、採血をする時間によって値はかなり変わってくるらしいです。

そして、成長ホルモンの平均値?と言えるソマトメジンがもっと下がって欲しいと先生は言っておられました。

何より救いだったのは、多くは糖尿病を併発する可能性があるらしいのですが、私の場合そういった兆候はありませんでした。ホントよかった。

術後パーロデールのみの服用が1年ほどが過ぎてもやはりGHの値が下がらないため、内分泌の先生は一度サンドスタチンを投与してみることを薦められました。

このまま、たいして改善が見られないので可能性があるなら試してみたいと思ったので投与することになりました。

サンドスタチン

サンドスタチンは、飲み薬ではなく注射薬でアンプルと言う容器に薬が入っていてそれを自分で注射針に移しそして、お腹、お尻、太ももと言ったところに注射します。

糖尿病の方がインスリンを打つみたいな感じでしょうか。

これは、朝と夜に一回づつ一日に2回打ちます。

最初自分で自分のお腹や太ももに打つのはかなり勇気がいりました。
しかも一日二回ですからね、結構苦痛です。

さらに大変なのが、この薬の値段です。
3割負担で飲み薬も入れると10万弱毎月払っていました。

高額医療費として多少返ってきますが、やはりこれは堪えました。

何より、家族に申し訳なかったです。
これだけのお金が毎月出て行くわけですから大変です。

効果がなければすぐにでも止めようと思っていましたが、これだけの値段です、やはり徐々に効いてきました。半年ほどで10ぐらいまで下がってきました。

下がるのは嬉しい反面この薬をずっと続けなければならないのはやはり困ったものです。

そんなころサンドスタチンの筋注用が2004年6月に認可が下りたらしく、これは筋肉注射で病院で打ってもらうことになりますが、それまで苦痛だった一日二回打たなければならなかった所が一ヶ月に一回ですむのでかなり楽になります。早速、そちらに変えました。

この新しいサンドスタチンを打っても効果は変わりませんでしたが自分で一日二回と言うストレスからは開放されました。

支払いはほとんど変わりませんでした(^^;

ちょうどその頃からソマトメジンも徐々に下がってきて、薬は高いだけあってやはりよく効いていたようです。

そしてさらに効果を望むべく内分泌の先生はこれまでサンドスタチンの20mgだったのを30mgを試してみましょうと言うことで30mlを打つことになりました。

やはりこれも二、三ヶ月で効果が出てきて成長ホルモンは5を切るようになりソマトメジンも下がり始めました。

この薬の効果はかなりのものだと思います。ただ、何度もいいますが高すぎる!

経済的な面ももちろんなのですが、この薬をこれからも打ちつづけなければならないのか?と言う問題が頭から離れませんでした。

その時サンドスタチンを使い始めて3年が経っていました。

手術後の治療方法

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