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入院そして手術の説明

いよいよ8月29日、入院当日。

この9年間の下垂体腫瘍との闘いに終止符を打つべく嫁さんと病院に向かいました。

入院当日は採血と頭部CT撮影、そして手術の説明がありました。

夕方5時ごろだったでしょうか、私と嫁さん、そして執刀医のT先生と主治医の先生、他脳外科の先生2名で 頭部のフィルムを見ながらの説明していただきました。

ほとんどT先生が話されたのですが、私自身一度よその病院で手術を受けていますので、話されることは 大体わかっていました。

その中で少し気になったことは

「全部取れたと思っていてもどこかに耳かき一杯分の腫瘍が残っていたとしたら、それが影響してホルモンの値が 下がらないことがあります。そのときは、ひと月以内にもう一度やったほうがいいでしょう」

また2年後3年後にやるよりはすぐにやったほうがいいとの事。

「う~それだけは避けたい」

そして一番印象に残っているフレーズがあります。

それは

「今回、手術をする以上サンドスタチンを使わないところまで持っていくとお約束しましたので 最低でもそこまでもっていきたいと思います。そうじゃないと、ここに来ていただいた意味がないですから。」

すごい言葉です。かっこ良すぎます(^^)

なかなか伝わりにくいかもしれませんが、私は、一度はよその病院で手術して全部取れなかったにもかかわらず、T先生はすごい自信満々に感じられてことです。

そこまで言っちゃっていいの?と思うほどです。

これまでの経験、実績がうわべだけのものではない物を感じずにはいられませんでした。

この話を聞いてから妙な怖さや不安はなくなったように思います。

名医といわれる方は偉そうなイメージがありましたが(偏見ですね)、T先生は始めてお会いしたときからそういったことはまったく感じることがなく、患者の不安や負担を取り除いてあげようと取り組んでおられるのがひしひしと伝わる、立派な先生だと思います。何よりサンドスタチンがどれほど患者にとって負担なのかを本当にわかっておられます。

手術の説明の後、嫁さんと私はT先生ってホントにすごい先生だと二人で余韻に浸ってしまいました。

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