下垂体腫瘍私の場合
私が調べた下垂体腫瘍、特に成長ホルモン(GH)産生腺種についてについてまとめておきます。
まず下垂体とは、頭蓋骨の底部・中心部にあるトルコ鞍という窪みの中に位置する重さ約0.5g、人の小指の先ほどの大きさの小器官です。
下垂体は脳の下面と下垂体茎とよばれる細い茎でつながっており、前葉と後葉にわかれています。
下垂体はさまざまなホルモンの分泌を司る司令塔の働きをしています。
その司令塔に腫瘍が出来ると下垂体腫瘍といって、脳腫瘍の全体からみると約15%を占めるそうです。意外と多い病気ですね。
下垂体腫瘍の種類には以下のようなものがあります。
- プロラクチン(PRL)産生腺腫
- 成長ホルモン(GH)産生腺腫
- 副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)産生腺腫
- 甲状腺刺激ホルモン(TSH)産生腺腫
- 性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)(LH、FSH)産生腺腫
以上がホルモン生産腺腫で全体の6割ほどを占めておりホルモン非生産腺腫が4割ほどを占めるそうです。
私は成長ホルモン(GH)産生腺腫ですので、この過剰なGHや腫瘍によって起こる症状についてもう少し詳しく書くと
- 視力が低下する、視野が狭くなる
- 頭痛がする
- 眉や目の上が突出する
- 鼻が大きくなる
- 唇が厚くなる
- 歯並びが悪くなる、噛み合わせが悪くなる
- 下あごが突出する(うけ口になる)
- 声が低くなる、イビキが大きい
- 汗をかきやすい
- いつも手が汗ばんでいる
- 両手の指先がしびれる
- 手が大きくなる、指輪がはまらなくなる
- 血圧が高くなる
- 関節が痛くなる、変形性関節症
- 足が大きくなる、靴が入らなくなる
- 精力減退、月経障害
などがあります。
合併症として先端巨大症の患者さんは、糖尿病、高血圧、高脂血症などの合併症が起こりやすいといわれています。
私はこれらの症状にほとんど当てはまりますが、ありがたいことに糖尿病などの合併症はなく精力減退と言うこともありません。
因みに靴のサイズは28cmで幅はかなりあります、3Eでないと履けません
指輪は29号です(笑)